がん、早期発見で高まる生存率。5年生存率は66.4%(国立がん研究センター)

発信日:2019/12/15

 国立がん研究センターは2019年12月14日付で、2010~2011年の2年間に全国のがん拠点病院など318の施設でがんと診断されたおよそ650,019人のデータを分析した結果を公表。
 今年8月に続いて5回目となる5年生存率は、がん全体で66.4%で前回集計(2009~2010年)より0.3ポイント改善。喉頭、腎臓、腎盂尿管(じんうにょうかん)、胆嚢(たんのう)の4部位の5年生存率は今回追加。
 前立腺や乳房が9割を超える一方、早期発見、早期治療が難しいとされる膵臓(すいぞう)は1割に満たないなど部位別の差が見られる。
 また、病期(ステージ)による差が大きく、たとえば胃であればⅠ期94.7%、Ⅱ期67.6%、Ⅲ期45.7%、Ⅳ期8.9%で、定期的な検診による早期発見が重要な結果となっている。

国立研究開発法人 国立がん研究センター
「がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv.html

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