「高血圧ゼロのまち」のモデルタウンを公募!!(日本高血圧学会)

発信日:2019/07/29

 日本高血圧学会は、2019年4月に発表した「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」で、75歳未満の一般成人の降圧目標を、従来より収縮期血圧・拡張期血圧ともに10mmHgずつ低い130/80mmHg未満へと強化。しかし、日本の高血圧患者4300万人のうち、1400万人は自身が高血圧であることを認識しておらず、450万人は高血圧と認識していながら治療を受けていないという現状を問題視して、上図の事業の実施を発表。

 事業は、自治体主導で、対象者の特性に合わせて、血圧測定・受診勧奨・減塩・運動・禁煙などの生活習慣改善などを通じて「高血圧ゼロのまち」を目指した取り組みを計画、実施。
 「高血圧ゼロ」とは、高血圧患者をゼロ人にするといった一義的な定義ではなく、
(1)血圧未測定者ゼロ(全対象者の血圧測定を目指す)
(2)重症(III度)高血圧ゼロ
(3)薬物療法および非薬物療法のいずれも受けていない『放置高血圧』ゼロ
(4)降圧目標未達成者ゼロ
 など各自治体が設定。同学会の高血圧専門医がアドバイザーとして参加し、企画策定や活動に対する助言を行う。プロジェクトは自治体の予算などで運営し、同学会は資金提供は行わない。

詳細は「日本高血圧学会」
 http://www.jpnsh.jp/topics/642.html

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