県民運動とは

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 「わが国は、公衆衛生水準の向上や医療提供体制の充実、医学医術の進歩、生活水準の向上等により、世界の最高水準の長寿国となりました。その一方で生活習慣病が増加するなど、疾病構造が大きく変化してきました。生活習慣病は、生命を奪うだけでなく身体機能や生活の質を低下させます。長くなった寿命が、「健康で自立した期間」となるか、そうでないかでは、私たちにとって生活の質は大きく異なったものとなります。(中略)21世紀のわが国を、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするためには、健康寿命を延ばさねばなりません。このためには、これまで以上に健康増進や疾病予防を目指し、個人の努力と併せて社会全体で健康づくりを支援していく必要があります。」(「健康ひょうご宣言」より抜粋)
 この考えのもと、県民一人ひとりが自らの生活を見つめ直し、健康になるための行動のきっかけをつくり、それを継続できるような社会を造るべく、県下団体、学識経験者、協賛企業、県民運動推進員が協働して、個人・家庭・市町・全県へ「健康ひょうご21県民運動」を広げています。

国・兵庫県(行政)による政策展開

 兵庫県は、昭和60年に「兵庫県民健康憲章」を策定し、県民の主体的な健康づくりの取り組み支援をスタートさせました。
 平成12年には、「健康日本21」(第1次)がスタートし、兵庫県でも国の施策と歩調をあわせ「ひょうご健康づくり県民行動指標」を策定しました。平成13年からは、県民一人ひとりの健康実現と活力ある健康長寿社会の実現をめざし、「健康ひょうご21大作戦」をとして、行政と民間が車の両輪のごとく連携・推進する体制を整えました。
 平成23年度には「健康づくり推進条例」を定め、平成25年度からはこれまでの推進体制に県下企業を加え県民総ぐるみによる健康づくり体制を整えました。また、「ひょうご健康づくり県民行動指標」の内容を刷新しました。

「健康ひょうご21県民運動」と「健康ひょうご21大作戦」

 「健康ひょうご21県民運動」は、兵庫県の推進する「健康ひょうご21大作戦」の一翼を担い、この運動を理解し協働いただく参画団体、学識経験者、協賛企業が一体となり、全県組織である「健康ひょうご21県民運動推進会議」や「健康ひょうご21県民運動地域会議」を通じて地域の特性に応じた実践活動の推進方策を企画し、参画団体や推進員の活動を支援しています。