STOP!熱中症 クールワークキャンペーン 令和3年5月~9月 重点取り組み期間は7月(厚生労働省)

発信日:2021/06/18

クールワーク

職場において毎年約20人が亡くなり、約1,000人もの人が4日以上休まないといけない重篤な状態になる熱中症。厚生労働省等は令和3年『STOP!熱中症 クールワークキャンペーン』を打ち出しています。これは職場環境を整え、熱中症にかからないように呼び掛けているもので、特に死亡や重症化事例が増加傾向の7月を重点取り組み期間としています。温暖化に伴い年々平均気温が上昇している中、危険度を認識する方法として近年『暑さ指数(WBGT値)』の活用を挙げています。WBGT指数計は市販もされており、職場に設置することで熱中症の危険度を視覚化できます。これにより、現場監督や作業従事者が共通の基準のもとに、作業時間や休憩の場所(環境)・時間、服装等を適切にすることで、発症予防につなげることができます。また、実際に熱中症を発症した時の対応は非常に重要です。意識不明になる場合もある発症者(傷病者)を一人にせず、異変を感じたら迷わず病院へ運ぶか救急車を呼ぶなど、職場での認識を高める研修や話し合い等を行っておきましょう。
熱中症は予防行動で発症リスクを軽減できます。重点取り組み期間の7月より早期に、上記のチェックリストを活用し、組織の取り組みと個人の注意とで熱中症を防止しましょう。

職場における熱中症予防対策の詳細はこちら:厚生労働省 職場における熱中症予防対策マニュアル

引用:厚生労働省 STOP!熱中症 クールワークキャンペーン

  :厚生労働省 令和2年職場における熱中症における死傷災害発生状況(確定値)

 

当ポータルサイト 暑さ指数(WBGT)を知り熱中症を予防しましょう(2019/07/31)もご参考に